2019年11月25日月曜日

シンポ(5903)の銘柄分析

無煙ロースター専業メーカー。シェア6割強で首位。
2019/4月からは網のレンタルサービスも開始と、事業領域も拡大中。

当社はニッチ分野でシェアトップですが、そのニッチ分野のマーケット規模が拡大中。
もともと大手チェーンの焼肉業態は人気で、
当社も物語コーポレーションが主要販売先になっています。
しかし最近は、一人焼肉がブーム化の兆し。
このブームを牽引する焼肉ライクにも当社の無煙ロースターが納入されているのです。

一人焼肉は出店時の店舗サイズの制約があまりないと思われるので出店スピードが速く、
店舗あたりの無煙ロースターも当然に座席分必要なので、
当社にとって非常に好都合な追い風と思われます。

業績面では2019/6期の売上高5,914百万円、経常利益760百万円、EPS92.41に対して、
2020/6期予想が売上高6,210百万円、経常利益879百万円、EPS107.24と、
16%の増益を予想。

期中の進捗については、2020/6期1Qが売上高1,560百万円(進捗率25.1%)、EPS24.88(23.2%)と非常に順調に推移しています。

ちなみに、過年度の1Q売上高進捗率は2018/6期が20.9%、2019/6期が22.6%となっていて、今年度の走り出しは非常に順調といえます。
2018/6期には上方修正をしていることから、今年度も期待可能かもしれません。

その他、財務面も自己資本比率78.9%とかたく、予想ROEも13.2%と十分な水準。

株価は1Q決算発表前にPER18倍の1,929円まで買われた後、決算発表を受けて下落。
25日移動平均線で反転して、足元は1,751円で推移しています。

PERは16.32ですが、成長率から考えれば20倍程度までは許容可能と考え、
目標を2,140円と思って保有しています。
ただ一人焼肉市場の成長スピードや、期中上方修正があれば、
もっと上も目指せる可能性はありますね。

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